もうひとつの下妻物語(卍や七代目)

二十数年ぶりに帰郷。まぁ当たり前だが、激変ぶりに浦島太郎の氣分に陥っている。温故知新。古きを訪ねる記。使っている画像は自分で撮影したもの。借り物の場合は其の旨記載します。人生の整理をするために書き残そうと考えてます。過激と思われることも多々あろうが、日本が好きだから、許せないことは明白にしておきたい。むろん、残り少ない人生でもあり、子孫への遺言でもある^^;

三線の花とワダツミの木

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大好きなやんばるの海

昭和48年(1973年) 沖縄の本土復帰の翌年に沖縄を初訪問した。

が、記憶は何も無い!

研修旅行の船で沖縄往来をした。

県全体から数百名が乗船していたやに記憶しているが、こちらも何らの記憶が無い(^^)

まぁ研修旅行なるものは、宴会に行くようなもんだから・・・と聞かされていたし、同僚10名ほどの過半が賛同してくれたので、二万円ずつ集金し、夜ごと、船内の酒場で朝まで宴会。

昼はとうぜん、研修には参加せず、寝て暮らす日々を過ごさせていただいた。

3日目の夜に、上陸禁止を破って、那覇の町へ繰り出した。

当時は、好奇心旺盛だったんだね。

 

帰路は神戸で下船し、新幹線。新幹線乗ったことのない田舎もんに体験させてやろう!の意図があったんだろうね?

因みに主催したのは、県共済連(保険の連合会ねっ)。

なにしろ、当時の共済(生命保険)の押し売り振りは半端無かった。

農協の職員はおろか、地域に点在している、支部長さんたちを総動員して押し売りしまくる。内容の説明なんぞは一切せずに、有無を言わせず、押印させる。

当時で掛け金が年間6万円程度の生命共済を一週間ほどで売りまくる。

結果、組合員の半数程度が半強制で加入させられていた。

支所管内だけで、500口☓6万円≒3,000万円ほどになった。

当時はさして問題にされない時代でもあったが、日本生命を凌いでいたんでは無かろうか? 後に全国連の闇が暴かれそうになったが、闇に葬られている。

バブル崩壊時に痛手を蒙ってるはずだが、、、、。

ゆえに、旅客船を貸し切っての研修旅行なんぞ簡単にひねり出せたはず。

 

車内で食堂車に陣取り、いまで云うどこかの国の観光客同様の傍若無人ぶりをして反感を買ったことは記憶に残っている。

隅のほうに陣取り、いや~な顔をしていたのは物故された松方弘樹だったのは愛嬌。

まぁ茨城の田舎もんが初めての新幹線、かつ、前日までは船中で夜ごと宴会三昧だった勢いを新幹線に持ち込んだ。

懐かしい思い出だが、帰ってから、引率者の管理職氏と何故か小生が組合長室に呼ばれた。県連から苦情が届いてるが、どうだったの?と問われ、正直に答えた。

研修旅行は、宴会旅行と心得よ!と諸先輩からの教えを護りました~ とね。

当時の組合長は、大物。

そうか・・・お前さんが正しいわな。県連もケツの穴の小さな連中が多いからね~

と、炙ったスルメに、コップ酒を馳走になって、帰宅した。

そう・・当時はまだ飲酒運転が厳格化されてない時代でもありましたね。

 

時を経て、1999年に沖縄を訪れる機会を得た。

公益法人に籍をおき、沖縄県自治体の振興計画の受託前の予備調査名目で入った。

いずれ、詳しく書く機会があろうが、とある闘争に巻き込まれることになった。

と被害者面で書いてるが、判官贔屓の血が騒ぎ、沖縄に入れ込むことになる。

縁をつくってくれたのは、伊江島塔頭だったな!と今でも思っている。

なぜなら、伊江島塔頭のいただきに居る折に、事務所から電話があり、困っている人達が近くにいるようですよ。

時間があれば、立ち寄ってください。メールを転送しておきます!

連絡をとり、本部の港で、関係者のオジイ、オバアと一時間強、話を聞くことになった。

おかげで、湧出(わじー)も米軍飛行場も伊江島全景も見ることが叶わなかった。

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伊江島塔頭。拝所。

この案件は、二年の歳月を要し、オジイ、オバア側が村に勝利することになったが、以降も年に数回、訪問させていただき、沖縄を旅することになる。

石垣から西表にわたる高速船の中で初めて聴いたのが、ワダツミの木(はじめちとせ)。衝撃を覚え、即、CDを買った。

その何年後か? 同じく石垣に入った折に、聴いたのが、三線の花(BEGIN)。

前者は奄美出身、後者は石垣。

今でも、そう感じているが、いずれも、琉球列島の環境が産み出した歌であろうかと。

伊江島塔頭が産み出してくれた縁が20年以上も続いている。

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本島北端。辺戸岬からの安須森御嶽。