霜柱と雑草と餅つきと・・。
数日 温い日が続いた。
昨夜も同様に、あたたかい夜。
払暁は随分と冷え込んでいた。
朝日が昇ると畑は真っ白。
なぜか、生き残っているモミジの赤と降霜の白が美しかったので。
長靴を履いて出てみた。
今更ながら、生命って凄いね~と云うか凄まじいね~
体内の水分が凍っているにもかかわらず、陽光で霜が溶けると生きかえる。
樹木はこの時期が植え替えの適期。
地中の水分吸収を止めるからだそうだが、休眠するんだろうか?
落葉樹は葉を落としているが、新芽は既に出ている。
厳冬期を新芽で潜らせて、春先に萌芽。
ほんと、自然は凄まじい。
朝から何度目かの凄まじさを感じている。
子どもの頃、このあたりの農家は師走には、味噌やら納豆やらの仕込みをしていた。
今日は29日。
縁戚やら近所やらが集まって正月用の餅を庭でついた。
庭先でもち米を蒸し、その場で臼と杵で餅をつき、皆でアンコやきな粉にして食した。
とても、豊かな時代と光景だったと感じる。
農家も12月~1月は畑に出ずに、普段出来ない作業をしてましたね~
筵や縄を編んでいた記憶もあるね~
ただの爺さんのノスタルジーかも知れないね~と自嘲の朝。