沖縄の話(その1)
霜が降りる季節になってしまった。
昔から霜焼け体質なので、冬は大嫌い。
子供の頃は手指が曲がるほどの霜焼けだった。
もっとも、一人だけでなく、何人もいた記憶がある。
衣類が今とは比較にならならほど粗末な時代、昭和30年代初頭の頃。
いまどき、霜焼けになる子は居らんようだが・・。
だから、霜柱は好きではない。
今年の初霜は昨日、11月29日だった。
沖縄には、本土復帰の年、昭和48年に初訪問。
もっとも、当時の勤務先の洋上研修と称した半分研修、半分慰安旅行だったが・・。
ゆえに、さしたる記憶は無いし、日中に上陸した記憶も無い。
後に、仕事仲間と沖縄に4日ほど滞在する機会を得たのが実質初上陸だった。
LCも飛んでない時代ゆえ、チケットだけでも往復10万円近かったやに記憶している。
沖縄戦の激戦地のひとつ北部の伊江島、南部の聖地、斎場御嶽を仕事の合間に訪ねた。
いずれも沖縄では聖地とされている。
後に知ったが、沖縄には聖地がそれこそ無数に点在している。
神社神道でなく、原始信仰が残されているのかと感じます。
いずれ、詳しく書く機会もあろうからここでは省きますが。
斎場御嶽は歴代尚王朝の拝所。神の島・久高島を拝礼した地とされている。
現在では、世界遺産に指定されており、多くの観光客が訪れている。
戦後再建された首里城は先日の火災で焼失してしまったが、沖縄の魅力は亜熱帯氣候。
今朝の北関東・下妻・我が家の最低氣温度は氷点下2度。
沖縄・那覇の最低氣温は20度。
そう・・12月でもTシャツ、短パンで過ごせる。
体験した中での最低氣温は10度だった。
もっとも北西からの季節風が遮るものが無いまま、吹き付けるので西海岸の体感温度は
五度前後まで落ちる。
年に数日あるか無しかであるが・・・。
12月になったら沖縄のタクシーはすべからく暖房を入れる。
着込んで行く内地からの客は大汗をかくことになる^^;
それはさておき、亜熱帯沖縄。
海の色は置いといて、海中は竜宮城。
陸上には、亜熱帯の花木が咲き乱れる筈。
残念なことに、いまの沖縄はそうはなっていないが・・・。
霜柱をみて、暖かい沖縄を思い出した朝。
この季節には、街路樹にもある、徳利木綿(とっくりきわた)。
ピンクと黄色の鮮やかな花を咲かせます。
実には、文字通り、木綿(もめん)が入ってます。
木綿の実が実り出す頃には、やんばるから緋寒桜の便りが聞かれます。
12月末でしょうかね?
異次元でもあり、異質な南西楽園・沖縄の話題でした。
沖縄の話題はてんこ盛りです。
海、花、野鳥、昆虫、外来種(とりわけ川魚)米軍基地、反基地、作物、離島、
折にふれて紹介していきたい(^^)