市議会議員選挙!
自宅の裏に掲示板があったので、一枚。
さすがに市議会議員選挙と感じたのは、ポスター掲示の早さ。
あっという間に23枚のポスターが貼られた。
数十年ぶりに見る故郷の市議会議員選挙。
前回は無競争だったそうだから、8年ぶりの選挙戦になるのかしらね?
まぁ普通の人物が普通に立候補されたご様子。
ほっと一安心かしらね?
いえね、最近の地方選は怖いんですよ。
杉並区の区議会議員選挙では、天皇制打破を公言する中核派議員が当選している。
沖縄の名護市には、皇太子火炎瓶事件で実刑判決を受けた人物が市議会議員になっている。他にも紛れ込んでいる皆さんが居るのでは?と。
今日のネット情報によれば、草津町(草津温泉のある町ね)の110票で当選した女性町議が4年前に、町長室で犯された!と電子書籍で公表したそうだし・・・。
もっとも、この人物は、他所の町からやってきて、初の女性町議をうたって当選したそうな。人口が6000人程度の町でもこんなことが起きる。
昔の市議会議員選挙と云えば、地区代表。
告示日以降は候補者を排出した地区では寝ずに篝火を焚いていた。
打たれないように・・・と警戒していた。
意味がわからないでしょうね?
現金を茶封筒に入れた隠密がこっそりと戸別訪問して買収していたんですね(^^)
小さな区だと票数が足りないので、近隣の区にも推薦依頼を出していたようですね。
そう・・・。地区対抗だったんですね。
その時代以来の市議会議員選挙。
まぁ時代の変遷を感じます。
3つの選挙事例を挙げておきましょうね?
その1,中選挙区時代の選挙戦
当地区は土浦、石岡から古河、結城および結城郡、真壁郡、新治郡、猿島郡、筑波郡に至るとても広い地域。
この地域から5人が選出されていた。
社会党が一議席、公明党が一議席(一度は失っている)残り三議席を自民党同士が
争う構図。
最近は話題になることが少ないが、この自民党の候補者はそれぞれの派閥から出ている。そう、ボスが居て、ボスの力で後押しを受けて選挙戦を闘っていた。
ここで三名が世代交代をしている。赤城宗徳⇒赤城徳彦、丹羽喬四郎⇒丹羽雄哉、中村喜四郎⇒中村喜四郎。 赤城氏は真壁郡明野町、丹羽氏は石岡市、中村氏は岩井市、
ちなみに、中村氏は父親が亡くなり、息子さんが襲名して選挙に出ている。
記憶が定かでは無いが、当時の派閥は、紆余曲折があるが、中村(田中派)赤城(川島派)丹羽(池田派)
弾かれたのは、自民系の二人。登坂さんと北沢さんが出たり入ったりを繰り返していた。これだけ広範な地域で選挙戦を闘うには、強固な後援会組織が必要とされ、秘書団は後援会組織との連絡員の有様だったようだ。
むろん、2~3名の秘書ではカバー出来ないので、10名前後の地元秘書が居たようだ。特異な後援会組織を作り上げたのは、田中派所属の中村氏。
彼の後援会は、集落ごとに作られていた。50戸しかない集落にも後援会。300戸の集落にも一つの後援会。後援会があれば、会長が居る。
かくして他の候補者の後援会長は1名から精々が数名(多くても自治体ごと)だったが、中村後援会には、数百名の後援会長の名詞を保つ方が居たようだ。
日商会頭まで務めた名門藤山家の藤山愛一郎氏は、たび重ねる選挙出費で莫大な資産が政治家を引退する時には、井戸と塀しか残って居なかったとされ、井戸塀政治家なんぞと揶揄された。
それほど、同じ党内でも熾烈な選挙戦を極めたことが後に中選挙区から小選挙区へと移行するきっかけになったとされている。
こちらは、沖縄の選挙区模様。
上の画像は前回の知事選時。前宜野湾市長と前衆議院議員の一騎打ち。
保守対革新とか云われるが、沖縄の選挙は構図が異なる。
表向きは、自民党VS野党だが、実態は、米軍基地黙認VS米軍基地反対の闘い。
これも特異なのは、断言しても無問題かと思うが、米軍基地黙認VS沖縄報道の闘い!
が実質。
沖縄の新聞は本土復帰が遅れたこともあり(昭和48年)本土の新聞は皆無に近い。
辛うじて、日経が1万部弱を発行しているに過ぎず、人口150万弱の県に、地方紙二紙が存在している。琉球新報と沖縄タイムスの二紙がそれぞれ15万部前後を発行し、ほぼ寡占状態。
この二紙と系列のTV局は、ほぼ、反自民、反米軍の報道を続ける。
政府から、どんな大物が応援に入っても、県知事選は二連敗している。
そう・・・政策では無い! 反基地、反自民の一点で選挙戦を闘う。
なにやら、どこかの国の姿勢に告示してますね。
本題とそれるので、このあたりにしておきますが、、、。
二枚目の画像は、ガードレールに括られた横断幕。
同窓会の案内から店舗の開店まで沖縄の道路には、これが目立つ(^^)
そう・・沖縄の選挙は、お祭りなんです。(いずれ、沖縄の祭りを書きますが)
で、市議会議員選挙。
議員報酬は条例で定められており、月額37万円。
政務調査費がどうなってるか詳しくは知り得てないが、なにがしかの政務調査費がつく。少ない金額とは思わない。
報酬以上の議員活動を行っている方も居られるかも知れないが、たぶん、少数派であろう・・・。
が、20名の議員ともなると、総額で740万円/月、それに政務調査費などが付与されれば直接経費でも年額は軽く、一億円を超える税金が投入される。
これは、公務員報酬も同様だが、三役と議会議員と職員は、稼がなければなりません。
高度成長期のように、議会を開いていれば、役所があれば、地方交付税交付金が年々増加する時代は終焉してます。
ゆえに、稼がなければなりません。
収納率を上げることではありませんね。
地域の価値を高めることの一点にありますね。
具体的なことを書けば、市税収入は、固定資産税と市民税が主たる収入源。
地価があがれば固定資産税は増加するし、新築の建物がふえれば固定資産税は増加する。地域の人口が増えれば地方交付税は増加するし、市民税も増加する。
そう・・・企業にとっても、市民にとっても魅力的な街づくりをすることが最大の責務。そのことだけに専念してもよろしいかと感じます。
ポスターには、公約を書いておられる候補者の方もおりますが、そうかしらね?
あと数日で三名は落選し、20名の議員が登場します。
愉しみですね。
実を云うと、選挙掲示板を観に行ったわけではありませんでした~
裏庭の数本の紅葉を観に行って、ついでに(^^)
市議会議員選挙結果(12月10日更新)
現職三名落選
新人5名当選。
と云うことは立候補とりやめた現職が二人居たんですね~
常に変革を望んでいる市民かな?